育児中に父親が疎外感を抱く理由4選!イクメンを増やすための方法は?

父親は外で働くことが多く、どうしても育児に参加しづらいです。
疎外感や寂しさを感じるんだけど、妻には分かってもらえないなぁ。
俺だって子供をかわいがりたいけど、なんだか除け者な気もする。
このような悩みを持ったパパや、育児に参加してくれないパパを持つママ向けの記事です。
- パパが疎外感を感じる理由は「育児はママがするものである」という風習が残っているから
- 悪い風習は無視して子供のために進んでイクメンになりましょう!
「子育ては母親がするものである」という言葉を聞いたことがありますが、個人的に悪い風習だなー、と思っています。
母親だけ育児をすればいいという時代はもう終わりました。
これからは父親も子育てができないと、家庭が崩壊する危険性があると思っています。
まずはパパが疎外感を感じる原因を理解して、改めて「悪い風習だな」認識していただければと思います。
育児と疎外感の関係とは?
息子の6ヶ月検診の受診票を書いてる。「お母さんの気持ちや体調は良いですか?」って問いに「お、お父さんは……?」という気持ちが湧き上がったが、そっと胸の奥に押し戻す。
— 淡路勇介/書籍編集者 (@awafuji) August 28, 2020
「お母さん」を「あなた」にするだけで子育てしてる男性の疎外感が少し和らぐと思うんだけどなー。赤字入れたい。
「妻が俺を育児に参加させてくれなくて寂しい」
「妻と子供の間の絆は見えるけど、俺と子供の間には何も構築できていない」
「夫は育児に対して後ろ向きに見える。理由がわからない」
育児に対するトラブルは、子供側が原因でない場合も多く存在します。
たまにですが、育児に関して夫とのすれ違いを感じてます・・・
その内の一つが、パパとママの意思疎通が上手くいっていないケースです。
この記事では父親が育児に対する疎外感を感じる理由について解説します。
また、父親が育児に前向きに参加してくれるきっかけもご紹介いします。
関係を悪くしないように、今すぐに改善していきましょう!
父親が育児で疎外感を感じる理由
育児をする量だけでいうと、どうしても母親が多くなるため、父親はサポート役に回ることが多くなります。
ほんとに妻には頭が上がりません。
父親が育児において主体となって動けない理由は、父親だけが原因ではありません。
父親が育児で疎外感を感じてしまう理由は何でしょうか。
答えは簡単です、父親が主体となって育児が出来る社会づくりになっていないからです!
一体どのような部分で父親が育児に参加できない理由となっているのでしょうか。
多くの育児本がママ向けでパパに宛てられていない
例えば、本屋に行くと数多く育児書籍が並んでいます。
最近ではワーキングマザー用の時短レシピなどの書籍も並んでいて、働きながら楽しく育児をするための書籍が増えてきました。
しかし、育児本をよく見てください。
- 育児ママのための説明書や、イラストで母親が子供を抱っこしている本ばかり
- 表紙もピンク色で女性向けの本しかない!
- 「ママとパパ」の本はあるのに「パパ」だけの本が少ない!
そもそも、育児方法がわからないパパのための書籍が圧倒的に少ないのです。
一度探したことがありますが、お父さん向けの書籍はありませんでしたね・・・
つまり、本などの情報源がない以上、父親は目の前にいる母親から育て方を教わる仕組みになります。
しかし、出産後疲れた母親は父親に育児を教える余裕なんてありません。
出産後のママの身体はボロボロです。
父親は普段仕事に行っているので日中の様子はわかりませんし、父親は母親の体の変化やだるさを100%わかってあげられないままとなります。
その結果、母親はストレスフルな生活を送り、こうして夫婦がすれ違う原因となっていくのです。
“ガルガル期”にでもなれば、余計に悪化していくでしょうね。
女性が出産したあとに、動物的な本能から子どもを守るために気性が荒くなる時期のことを表す言葉で、インターネット上などで数年前から使われ始めたものです。
出典元:すべてが敵!? 産後「ガルガル期」調査でわかったママたちの発動ポイント【パパママの本音調査】 Vol.350(woman_excite様)
結局頼るすべがない父親は、母親を怒らせないよう何もできなくなりがちなのです。
そして育児に参加できない父親は、子供にばかり構う母親を見て寂しさを感じるようになります。
のちのち夫婦生活の復活にもズレが生じてしまいがちに…
これでは子供から見たパパとママは不仲に見えてしまうでしょう。
産婦人科での育児学習がママ向けである場合が多い
産婦人科では出産前のママを対象に、次のようなイベントを開催していることがあります。
- 妊婦教室
- 母親学習
妻から妊婦教室について教えてもらいました。
主に学ぶ内容は以下の通りです。(これ以上の内容をレクチャーする病院もあります)
- 妊娠中の過ごし方
- 母親と赤ちゃんの体の変化
- 食事や睡眠の方法
- 体調不良時の対応方法
- お産の前触れやサインの学習
しかし、このようなイベントは主に女性向けです。
一部男性も一緒に受講が可能な場合もありますが、やはりメインは女性となります。
父親は母親付き添いポジションで授業をする場合がほとんどなので、これでは当事者意識が芽生えません。
また、教室自体が昼間にやっているケースも多いです。
行きたかったのですが、出張で行くことができませんでした・・・
父親は仕事で出席が出来ない可能性が高くなっていて、中には父親も母親と同等かそれ以上にしっかりと事前に学び、サポートしたいと願う人もいます。
ですが、父親が会社を休めない等の理由で、参加が厳しくなっているのが現状です。
おむつ交換台がママ用トイレにしかない場合が多い
赤ちゃんのおむつを交換するために設置されているおむつ交換台、最近では体の不自由な方や子供連れのためのトイレもあり男性でも使える場合もあります。
ディズニーランドには、男性用トイレにもおむつ台が設置されています。
ホスピタリティを第一に考えているテーマパークや比較的新しい施設には設置されているようで、男性用トイレのおむつ台は女性用トイレより混雑もしないため穴場としてよく使われています。
しかし、そういったことが考慮されていない施設では、女性用トイレにしかない可能性が高いです。
これじゃパパは子供と二人で外に出かけるのが億劫になるな…
おむつ台が無いと子供が粗相したときの対応に困ってしまいます。
男性用トイレは、ゴミ箱すら設置されていない場合もあります。
最近は男性トイレにも、おむつ台が少しずつ設置されてきているみたいです。
自治体などは、どんどん男性用トイレにおむつ代を設置して欲しいですね!
ベビー休憩室に入りづらい
ショッピングモールやその他施設には授乳室やベビー休憩室が設置されています。
ベビー休憩室の奥にある個室は、女性が赤ちゃんに母乳をあげるための部屋となっています。
この部屋に関して男性は立ち入り禁止です。
そんな休憩室ですが、部屋の中に注意書きがない場合、男性でも授乳室を利用が可能です。
入れるなんて知りませんでした!
しかし、パパから次のような声が上がっているようです。
「でも授乳室やベビー休憩室は女性を意識してピンク色の壁になっているから入りづらいことが多い」
「中が見えないようにすりガラスやカーテンがあるから勇気が出ない」
「男性が中に入ってもいいと聞いたのに、適切に使っていたら女性に叱られてトラブルになった」
ベビー休憩室の使用方法はもっと周知されるべきです。
男性が外のベンチでミルクをあげている姿を見かける場合もあります。
ほんとに何とかしてあげて欲しいです。
これでは父親が育児の主体になる日は遠いですよね。
日本のイクメンパパに対する悪い風習
日本では、少しでも男性が育児をすると褒められる風潮にあります。
それを嬉しく思う男性も多くいますが、褒められて疎外感を感じる人もいます。
一緒に遊ぶのは父親として普通の行動なのにどうして?
私だって頑張っているんだから褒めてほしいわ。
母親からすると、ちょっとした育児で父親が褒められると面白くないと感じてしまいます。
最近では父親が少しでも子供好きな行動を取ったり、育児に前向きな姿勢を見せたりすると「イクメン」と言われますよね。
イクメンというフレーズができて嬉しいと感じる人もいますが「父親だから褒められるなんておかしい」と考える男性もいます。
子供の時に簡単なお手伝いをしてベタ褒めされ「こんな内容も出来ないと思われていたなんて、馬鹿にされた!」と感じたことはありませんか?
当たり前のことをしているのに、褒めらるのはなんか違う気がします。
まさしくこの経験に似ていると考えられます。
そして、“普通の育児をしているのに褒められる”現状こそが「父親が育児の輪に入れていない疎外感」を感じる証拠なのです。
疎外感の原因はそこに合ったんですね・・・
父親も当事者ですが、日本ではまだまだ父親が育児をする考えに対して遅れが見られています。
真のイクメンは、イクメンである事実を本人も気付いていないケースが多いのです。
なので、次の4か条を胸に刻むと父親から疎外感がなくなります。
- 父親だから褒めるのではなく、人間として素晴らしいから尊敬する考え方にシフトする
- 父親だからできなくて当り前と思い、すぐに母と子供の空間を作らない
- 「一緒に」育児をする
- 父親と子供の時間を1日数分でも作る
家族の一員として育児に体当たりをしていると感じられ「自然なイクメン」が出来上がっていくのです。
お互い大変かもしれませんが、妻と一緒に育児ができるって幸せです。
育休を取得してみる
もし疎外感を感じているのであれば、育児休業を取得するのも一つの解決手段だと思います。
育児休業を取得することで、パートナーに「育児への本気度」を伝えることが出来ます。
育児がどれだけ大変なことなのかを身をもって知ることが出来るので、自分で考えて行動できるようになり、結果的に疎外感を無くすことが出来ます。
僕は育児休業取得経験者なんですが、もし取得するのを迷っている方が目の前にいたら、絶対に取得をおすすめします。
育児休業制度や給付金についても解説していますので、育児休業を取得したことが無い人は必見です。
疎外感を感じたらパートナーと共有しましょう
子育て男性が疎外感を覚える場面はまだまだ多いと思う。ただなぜプリントの宛名が”お母さんへ”だったり、病院でママばかりの中パパ1人なのかといえば、世の中にあまりにも子育てする男性が少ないから。どうか、”男性ももっと育児しよう”と声をあげてほしい。それがパパもママも、何より子も救うんだ。
— みそ (@wakana0214) January 14, 2021
日本での育児休業のあり方は、だんだん変わってきています。
男性の育児休業について、ニューズで取り上げられるようになってきました。
日常の何気ない行動でも、男性だけの育児では対応しにくい場合が多すぎます。
しかし、少なくとも家庭内からは「父親だから」「母親だから」と区別する考え方を撤廃することはできると思います。
父親が育児の主人公となるために、時間と役割をしっかりと整理しましょう。
そして、みんなで協力していくスタイルを模索していきましょう。
これからも妻と協力して育児を頑張ろうと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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