仕事が遅い人への指導方法!丁寧だけど遅い部下への対処法とは
部下の仕事は丁寧なんだけど遅くてイライラするんだよね。
どうやったら仕事の手を早くしてくれるだろうか?
部下の仕事スピードを高める指導方法が知りたいです。
仕事スピードが遅い部下は指導で改善できるもんですか?
- 仕事が遅い人への指導方法が知りたい人
- 仕事が遅い部下への指導方法について悩んでいる人
- 仕事が遅い部下はどうやったら早くなるのか気になっている人
といった方に読んでいただきたい記事です。
結論だけでも読んでいただけると嬉しいです。
- 部下へ指導するときは『課題』を明確に伝えましょう。
- 良い指導ができると部下の仕事のスピードが上がります。
まず結論ですが、仕事が遅い人には原因があります。
その原因を特定してから課題を伝えてあげれば改善されます。
良い指導ができれば、仕事のスピードも上がるはずです。
そういった部下を持つ上司の方はしんどいと思いますが、上記の手順は必ず踏むようにしましょう。
職場で部下を持つ立場にいると、部下の教育や指導には頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
指導をすれば一度で理解・改善してくれる部下もいれば、何度指導しても自分の考えを貫き通す頑固な部下もいますよね。
もちろん部下の能力の問題もあるかもしれません。
もしかするとあなたの指導方法に問題があり、それを改善することで部下の指導がグッとうまくいくかもしれません。
そこで、この記事では仕事の遅い部下への上手な指導方法について詳しくご紹介していきます。
普段から部下への指導方法がうまく行かない方も是非参考にしていただければと思います。
少しでも気になった方は、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
部下の指導では課題を明確伝えるべき
🇺🇸の一流のリーダー達は部下を以下のタイプに分け、指導法を切り替えているらしいです。
— あひるさん🇺🇸 (@5ducks5) May 1, 2022
【能力○ やる気○】
徹底的に褒めてパフォーマンス維持
【能力○ やる気△】
徹底的に褒めてやる気をかき立てる
【能力△ やる気○】
徹底的に褒めて成長させる
【能力△ やる気△】
徹底的に褒め続けてみる
部下への上手な指導は、部下の課題を明確に伝えて段階的に改善してもらうことです。
段階を踏まずに指導してしまうと、その指導した内容は改善できても新たにほかの問題点が出てきてしまうこともあります。
例えば、「仕事スピードが遅いのにミスが多い」という部下に対しては「仕事スピードを早くしてもらうこと」が最終的な指導結果ですが、初めから
「仕事を早くしてほしい」
と伝えてしまうと、今までよりもミスが増えてしまうこともあるでしょう。
ですので、まずは「仕事のミスを少なくする」ということを指導するべきなのです。
このように、まずはミスを少なくすることを指導したあとに仕事スピードを早くするように指導することで、部下はミスが少なくスピードの早い仕事をするように改善できます。
また、部下に指導するときの伝え方はとても難しいです。
部下との面談では下記のような内容を部下の人柄に合わせてオブラートに包みつつも、課題を明確に伝えてあげましょう。
- 仕事のスピードアップが課題
- タイピングのスピードアップも目標
- 入社年数に対し業務の処理速度が遅すぎる
- 勤続年数から考えるともっと仕事処理して貰えないと困る
- 勤続年数から考えると能力不足
そもそも、会社としては能力の低い部下を時間をかけて指導するよりも
「仕事の理解能力」が高くて「指導した内容もしっかりと理解」して改善してくれる人
に入れ替えた方が費用対効果が非常にいいのです。
仕事が遅くて残業ばかりしていると、それだけ残業代が嵩んでしまいますからね。
そのため、場合によっては
「この仕事から外れてもらうかもしれない」
という危機感のある言葉を伝えるのも効果的です。
「仕事は8割くらいの完成度でいい」はウソ
「仕事が遅くなるくらいであれば、8割くらいの完成度で一度提出すればいい」
という部下への指導方法がありますが、正直これは指導方法としては間違っています。
なぜなら、部下としては現在請け負っている仕事の内容で
「どこが重要で、どこを省略していいのか」
が明確には分からないからです。
仕事の内容によっては、100点の完成度で提出をしなくても大事な部分だけ完成していれば問題ない場合も多いです。
結果として「8割ほどの完成度」で大丈夫な場合もあります。
これを部下に伝えるときに「8割くらいの完成度で大丈夫だよ」と言うだけでは不十分です。
「この書類はこの部分が重要だから、提出が遅くなりそうならここまで書いておけば大丈夫だよ」
などと、仕事の重要な部分と後回しでも大丈夫な部分を明確にして部下に伝えることが大切なのです。
しかし、これで素直に
「わかりました!」
と聞いてくれる部下もいれば
「クレームが来たら自分がやらないといけないので」
と素直に受け入れてくれない完璧主義のような部下もいますよね。
そんなときは、部下の行動を客観的に判断させるために
「この作業はどうして行っているの?」
「このやり方の方がいいとは思わなかった?」
などの部下自身に考えさせるような質問をしてあげましょう。
無駄な仕事をしていることを客観的に判断してもらうことで、また同じような仕事をしてしまうことを防ぐことができるようになっていきます。
仕事の遅い部下への上手な指導方法3選
「時間にダラシない」「約束を守らない」「レスが遅い」と、自分の上司に不満を持ってる人。いつかやってくれると期待して、仕事を続けるのはやめた方がいい。なぜなら、部下に指導してもできないことを、目上の人間に期待してもできないよね。今後もやらないし、出来ない前提でうまくやっていこう!
— ともさん | 店長、中間管理職の応援団 (@tomosan_success) May 20, 2022
仕事の遅い部下への上手な指導方法は下記の3つです。
- 時間を指定して作業をしてもらう
- 絶対に部下の責任にしない
- 処理数を可視化できるように数値化する
それぞれの指導方法について詳しくご紹介していきます。
部下への指導方法①時間を指定して作業をしてもらう
仕事が遅い部下は、もしかすると「どうせ残業だからゆっくりやろう」と思っている可能性もあります。
人間は期限の決まっていない目標に対して意欲的に取り組めない傾向にあります。
1時間でできる作業であっても
「残業すれば時間はある」
と判断した途端に、同じ作業内容でも2時間、3時間と作業時間が伸びてしまうのです。
つまり、仕事の遅い部下に仕事を振るときは、時間を明確に設定することが大切になります。
「◯時までにお願い」
「今日は残業できないから定時までにお願い」
などと時間を具体的に付け加えて依頼するだけでも作業効率はグッと高まります。
作業スピードも必然的に上がるのです。
部下への指導方法②絶対に部下の責任にしない
仕事を完璧にするがあまりにスピードが遅い部下は、もしかすると自分の責任になることを恐れているのかもしれません。
上司が部下に
「ざっくりでいいよ」
と曖昧な依頼をして、部下は指示通りに作業をこなしたとしましょう。
そのあとに作業内容を見た別の上司から
「なんでこうなったの?」
と仕事を省いた経緯を聞かれることもあるでしょう。
これでは部下としては自分が詰められる理由が納得できないです。
かといって言い返すこともできませんので、遅くても完璧な作業内容を求めてしまうようになってしまいます。
このようなことが起こらないように、部下に仕事を依頼したのであれば部下に責任を押しつけないように心がけましょう。
部下への指導方法③処理数を可視化できるように数値化する
どんな方法で指導したとしても作業スピードが改善できない部下がいるのであれば、処理数を可視化できるように数値化することを検討しましょう。
例えば、テレアポ営業で「架電数」と「アポ数」を数値化すれば、誰が見ても
「この人が結果を出している」
と言うことがわかりますよね。
このように、誰でも分かるように仕事内容を可視化することで、仕事の遅い部下は
「自分は仕事が遅いんだ」
と認識することができますので、非常に効果的です。
ただ、あまりにも晒し上げるようなやり方をしてしまうと部下からの信頼失ってしまったり、離職に繋がってしまう恐れもあります。
そこはバランスをみて調整しましょう。
指導方法ひとつで部下の仕事スピードは改善されます
組織のスピードを上げるためには、部下の尻を叩くやり方では難しい。適切に権限移譲して余計なことには口を挟まず、部下が育つ環境を作ることで組織のスピードが劇的に向上する。ここ最近組織のスピードが今までと比較にならない程早くなり、恥ずかしながら15年も経営してきてようやく気づきました。
— 米村歩@日本一残業の少ないIT企業社長 (@yonemura2006) July 5, 2021
この記事では、仕事の遅い部下への上手な指導方法について詳しくご紹介していきました。
お伝えしたように、部下の仕事スピードが遅い原因は、あなたの指導が悪いときもあります。
部下の能力が低い場合、あなたの依頼内容と態度などのさまざまな原因があるのです。
つまり、部下の仕事が遅いのを”部下のせい”だけだと思っていては、いつまでたっても部下の仕事スピードは上がりません。
あなたの指導方法を変えるだけでも部下の仕事スピードはグッと早くなる可能性もあるのです。
それくらい、部下への指導方法や依頼する方法、伝え方などは重要なことになります。
部下だけに責任を押し付けては駄目です。
上司であるあなたが出来ることはないのか模索しましょう。
そうすることが、仕事の遅い部下への良い指導に繋がるのではないでしょうか。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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